2012年11月6日火曜日

ハワイで結婚式(4)―誓いの言葉―

これまでのハワイの結婚式記録はこちら

そもそも入籍から3年以上も経って、それでも結婚式を行いたかった理由、それは、「教会で式を挙げたい」という夫の想いからでした。私から見ると、夫は敬虔なクリスチャンからは程遠いのですが、それでも、結婚という大切な儀式は、紙を提出するだけでなく、教会で行いたかったのでしょう。私が、お正月は初詣に行かなくちゃ、というのと似ているのかな・・・ちょっと違う?

教会での挙式は、たったの一時間。しかもその中で、前半はリハーサル、後半が本番、という段取り。アメリカの方には「信じられない」と言われてしまいそうなのですが、日本式だとこういうのもアリです。前日にリハーサルをすることもできるのですが、そうすると、料金が二倍と言われてしまったんですね。。。夫はこのあたりも特にこだわりはなかったらしく、じゃあ一回の段取りで良いです、となりました。

リハーサルと言っても、新郎新婦と介添人、参列者もみんな同席していますので、メンバーは本番と同じです。本番と違うのは、写真を撮ってもいいですよー、というくらい。※でもリハーサル中、色々な人に写真を撮ってもらえて、後で結構嬉しかったです。

リハーサルでは、最初から最後まで段取りを流すので、誓いの言葉や指輪の交換(のフリ)も行います。神父さんは日本語と英語のバイリンガルですが、お茶目な方で、日本語と英語を言い間違えたり、キスを促すのを忘れたり、終始笑いの絶えない雰囲気で行われました。

後で聞いてわかったのですが、夫の祖母は、これがリハーサルだとは思わなかったらしく、「なんて適当な神父さんなの!さすが○○派ね。」と(もちろん自虐的な意味ですが)冗談を言っていたそう。あんな笑ってばかりの本番だったら、私もちょっと嫌です。。。

そして、本番。
式は、教会のシンガーの歌から始まりました。

私、この時点から涙をこらえるのに必死でした。なんと言うか、この三年半の苦労が思い出されて、やっとここまでたどり着いたなーという、感動がしみじみと。

さらに、バージンロードを歩くとき、父が小さく「良かったな。」と言ってくれて。両親にはいつも心配をかけていて(そりゃあ、娘が国際結婚して、さらに夫が無職となればね・・・)、申し訳ない気持ちでいっぱいだったので、「こちらこそ、いつも支えてくれてありがとう」と言いたかったのですが、「うん。」と言うのが精一杯。これ以上何か言うと泣いてしまう。

そして、夫の前に立ち、誓いの言葉を聞いたとき。

聞き慣れたフレーズではありました。でも本当に意味を感じました。ここで夫から聞き、自分も述べたこれらの言葉を、これからも一生忘れないでおこうと、心に決めました。

結婚式は、普通は結婚するときにするものですが、今までの生活がなかったら、きっとこんなに真摯に言葉を受け止められなかっただろうと思います。そういう意味では、3年越しの結婚式も悪くなかったなー、と思いました。
こうして、あっという間に結婚式は終わりました。文字通り、あっという間でしたが、とても大切な時間になりました。

さて、このあとはいよいよ、ずーっとずーっと悩みの種だったレセプションです。

おまけ:
感動的な式だったのですが、上記のように、私、ずっと涙をこらえていたのです。
おかげさまで出来上がってきた写真・・・到底大人がしないような、まゆ毛八の字のガマン顔。全部ですよ、全部!素直に涙を流しておけば良かったです(泣)。

つづく

2 件のコメント:

Alice さんのコメント...

素敵です!教会もドレスも、そしてお2人も。久々に自分のときを思い出してじーんときました。私も籍を入れてから1年半後にしましたが、それまでがあるからこそしみじみとした気持ちになりました。かいばしらさんは3年間の大黒柱、本当に頑張られましたね。

レセプションのお話も楽しみです♪

かいばしら さんのコメント...

Aliceさん

お褒め頂きありがとうございます。嬉しいです。私達にとっても、これからも思い出してはじーんとくるような式になったと思います。3年も経って・・・と思っていましたが、ここは「やろう」と言ってくれた夫に感謝です。

レセプションの話も書き始めました。思い出を記録しておこうと思うあまり、どうも話が細かくなってしまっていますが。。よろしかったら読んでください。